シンプルな加工ほど実は難しいことが多いのが加工現場です。ステンレスの板材を寸分違いなく丸みをつけて削る。本来、丸みをつける加工(R加工)はケガ防止や破損防止のためにおこなう加工で精度にバラつきがあって当然で、それでも必要十分な効果でした。グラビモルフはこの丸みを全て寸分違いなく削っています。そこには金型製造で培った技術の応用により達成できました。
グラビモルフは素材本来の美しさを楽しんでもらうために、木材への最低限の無色透明の塗装のみおこなっております。金属材料のステンレス304には磨き工程のみで、無塗装、無メッキで提供しています。
ただ、私たちはさらなる付加価値として黒染め工程を追加しました。黒染めはジーンズの藍染めのように素材へ成分を浸透させる処理です(日本でも珍しい技術)。この特徴は寸法精度が変わらない(膜厚が1~3μと非常に薄い)、素材の質感がかわらない、人体に無害などがあります。